続・危険なキス
「もーやだ……。
飲み会なんか行かない……」
紫乃の体を自由にしたのは、
軽く3回連続抱いた後。
時計も深夜3時を回ろうとしていて、
濡れていたはずの髪の毛は、寝癖という形で乾いている。
「なんで?
行けばいいじゃん」
「こんな仕打ちが待ってるとか……体がもたない」
ベッドでぐったりしている紫乃を見て、
確かにやりすぎたか、なんて思ったけど……
「べつに俺は、どっちでも構わねーよ?」
にやりと笑って、わざと余裕のふりをする。
「………意地悪…」
じろっと睨んでくる紫乃は、
怖いというよりも、やっぱり可愛くて、
こいつを手離すなんて、一生無理。
って改めて思った。