続・危険なキス
そうとなれば、相手の愛撫はスイッチが入ったかのように止まらなくなる。
必死に抵抗しようとすればするほど、
そうはさせるかと刺激を強める。
「ゃっ……かな、とっ……」
「何?気持ちいいって?」
「ちがっ……」
違くないけど……。
ってそうじゃなくて……。
朝からされるのは、正直辛い。
だって一日が体がだるくなってしまうから……。
そうは言っても
この行為はほぼ毎日起こる。
「紫乃。こっち向けよ」
「ぁっ……」
さっきまで寝ぼけ眼だった奏人は、いつの間にかいつもの意地悪な瞳をしていて、
あたしを組み敷くように上から見下ろしている。
「んっ……」
むさぼられるようなキスも
朦朧とした頭では、もう受け入れるしかなくて……
「ぁっ……だめっ……!」
結局あたしは
今日も最後までされてしまった。