続・危険なキス
 
「な、何……?」
「メガネ。外して」
「……」


なんでこんなこと、あたしがしないといけないの……。

そう思っているのに、あたしの手は自然と上がっていって……


「……外したよ…」


奏人の耳にかかる、ダテ眼鏡を外した。

その視線が絡み合うと同時に、


「…っ……」


襲ってくるのは、奏人のキス。

なんとなく予想はしていたけど、
つい抵抗をしようとしてしまって……


「この手は余計だろ」

「……」


結局、抵抗しようとした手を取られて
深いキスがあたしを襲った。



「…ッ………もう…」

「何?」

「すぐにキス、するんだから……」

「しかたねーじゃん。

 お前が可愛すぎんだから」



そんなことを、当たり前のように吐く奏人に
余計に頬が赤く染まってしまう。
 
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