続・危険なキス
2章 新しいメンバー
「ありがとうございましたー」
最近のあたしの日課。
学校が終わったり、休みの日はバイトを始めた。
高校も残り1か月だし、大学も無事志望大学が受かってる。
お母さんも、大学を受かったことから、バイトを始めることに何も文句は言わなかった。
「ご注文を承ります」
あたしは今、カフェで働いている。
「柊さん、もうあがっていいよー」
「はい、ありがとうございますっ」
時間は17時。
休みの日の今日。
朝から入っていたので、夕方にあがった。
適当に整頓だけして、控室へと向かった。
「あ、紫乃ちゃん、上がり?」
「はい。美香さんはまだですよね」
「そー。今日は閉めまで」
美香さんは、このバイト先での先輩。
年は25歳で、去年までOLをしていたけど、看護師の夢を諦めきれず、今はここでバイトをしながら看護学校に通っているらしい。