先生大好き
その日の帰りのバスも隣やったのに一言も喋らなかった。

私はこの人何者?と思っていた。
先生だとは全く思ってなかった。
この頃の先生は茶髪に髪の毛長かったからね。

この日の帰りに作文用紙を渡されて
「感想文は僕のとろこに持って来るか職員室の僕の机に置いてください」
と言われてえっ?先生なん?と始めて知った。

そして次の日感想文提出しに行ったら初めて喋りかけられた。

「へぇ村田梨華って名前なんや」
「そーですけど。先生の名前何ですか?」
「俺は安藤悟。ってゆーか俺の名前知らんとか人に興味なさすぎ」

この時地味にイラッとしたよね笑

笑ったらカッコイイけどナルシストやなって印象だった。
私はナルシストは嫌いだからこの頃は好きになると全く思っていなかった。
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