猫みたいな君

-奏汰side



数学の時間

なんか視線を感じ
その方向を見てみると-…姫莉…?


パチッ


目が合った


なんか顔赤くなった?

そんな可愛いことするなよ


ベ-ッ



なんて舌を出してガキっぽいことして
気にしてないような振りをした


本当は照れ隠しだったけど
そんなことぜってぇ言わねぇ



『フフッ♪』


姫莉の可愛い笑い声が聞こえる

そんな嬉しそうにして期待させんなよ…




笑ってたのを先生に注意されて
また顔が赤くなってる姫莉を横目にみて


やっぱり好きだ、と確信した



-奏汰side END.

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