猫みたいな君

その日の部活終わり


****


『姫莉ー!こっち来てー!』

『萌々奈ちょっと待ってよっ…』


萌々奈に誘われ、いや強制的に
近くのショッピングモールに連れてこられました


『見て?これとか絶対姫莉似合うよ!』


…と言って持ってきたのは

真っ白でフリルのついた可愛らしいビキニ


『そんなの…無理だって』

『なんで?絶対可愛いよー』

『えー…そんなにスタイル良くない…』

『……伊藤くん』

『え?』

『喜ぶと思うなー』

『……そうかな?』

『うん!絶対喜ぶよ!』


なんで私のビキニ姿で喜ぶのかはわかんないけど

-伊藤くんの笑顔は見たいな…


『…じゃあ、それにする』


という訳で結局それを買ってしまった




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