きみはいじわる
カラッっとドアを開けると

ドアのそばにいた人に驚いた、




「秀ちゃん!」


「ああ、安曇聞いたよ大変だったんだって?

 入部届け顧問から受け取ったよ。

 今日は明日の準備だから、

 来週から参加してくれ。」


「ああ。

 彩華、借りたいんだけど。」


「あ、悪いけど。これから二人で打ち合わせに行くんで。」


「ぶ、部長すみませんあたし…」


「しょうがないね、先に行くから用事が済んだらおいで。」


「はいすみません」


部長の背中を見送りながら、

心の中でごめんなさいをつぶやいた。




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