恋物語~狼王子に惚れられて~
いろんな想像を膨らましながら歩いていると
ドンッ
『キャッ...ごめんなさい』
ぶつかってふらついた私を支えてくれた誰か
顔を上げると...そこには
綺麗な顔をした男の子が立っていた
『大丈夫?』
そう言って私の体勢を直してくれた彼
フワッとした優しい笑顔で私の顔を覗き込む
『...っ大丈夫です//』
『そっか、良かった』
『その...支えてくれてありがとう
おかげで倒れないですみました...//』
彼の顔を見上げて呟くと
あれ...?彼の顔...若干赤くなった??
彼は、口元を抑え私から目を逸らし
だけどまたすぐに
彼の綺麗な瞳は私の瞳を捕らえた