Love yourself
Myself ~1~
最初の恋
私の恋が始ったのは中1の夏からだった。
神崎彩華、中学1年生。
2012年7月上旬、あたしの恋がスタートした。
「彩華!早く部活行かないと!!」
「うん。今行く!!」
「早く!!早くしないと先輩来ちゃうよ!!」
「はいはい」
この焦ってる子、私の親友の川崎由衣。
可愛くてスタイルよくって頭もいいからモテる女子。
一方のあたしはというと…頭はよくないしスタイルもよくなく可愛くもない普通な女子。
こんな私だけど彼氏いたことはあります!
…そんな事どうでもいいですよね。
「あ!七海先輩!こんにちは」
「ヤッホー」
七海先輩。1つ上の2年生の先輩、西東七海。
「準備するの早いねぇー」
「えぇ、まぁ…」
だって3年の先輩怖いんだもん!
怒られたくないから毎日早めに来て早く準備♪
あ、ちなみに部活はバスケ部。由衣が小学校の頃からバスケやってて、その由衣に誘われてバスケ部に入った。
やってみて自分に向いてる気がすると思ったから入部しました。
現在初心者ですが頑張ってます。
「お、神崎ー。お前相変わらず川崎と比べたら可愛くないなー(笑)」
「はっ!?」
「その反応とか可愛げねぇー」
「だ・ま・れ」
「ま、せいぜい頑張れよ!初心者♪」
むかつくなぁー。あたしをかわかう男、男子バスケ部2年の杉本渚。
由衣もあたしもあの人を先輩と思ったことがなく、だから馴れ馴れしく敬語を使わない。本人もそれでいい、って言ったからタメ。
でも、あの人は実はあたしの好きな人。
「お前ドリブルもまともに出来ねーのかよ」
「……」
「持っちゃダメだけど持つようにボールつけばいいんだよ」
「……こう?」
「そうそう。そうやって練習すれば少しはマシだろ」
「へぇ~。ありがとう」
「どういたしましてー」
いつもからかってくるくせにたまに優しくしてくれる。
渚のさりげない優しさに惹かれた。
とっても些細な事だけど、あたしにはとても嬉しく感じた。
―――これがあたしの、中学校生活最初の恋。―――
神崎彩華、中学1年生。
2012年7月上旬、あたしの恋がスタートした。
「彩華!早く部活行かないと!!」
「うん。今行く!!」
「早く!!早くしないと先輩来ちゃうよ!!」
「はいはい」
この焦ってる子、私の親友の川崎由衣。
可愛くてスタイルよくって頭もいいからモテる女子。
一方のあたしはというと…頭はよくないしスタイルもよくなく可愛くもない普通な女子。
こんな私だけど彼氏いたことはあります!
…そんな事どうでもいいですよね。
「あ!七海先輩!こんにちは」
「ヤッホー」
七海先輩。1つ上の2年生の先輩、西東七海。
「準備するの早いねぇー」
「えぇ、まぁ…」
だって3年の先輩怖いんだもん!
怒られたくないから毎日早めに来て早く準備♪
あ、ちなみに部活はバスケ部。由衣が小学校の頃からバスケやってて、その由衣に誘われてバスケ部に入った。
やってみて自分に向いてる気がすると思ったから入部しました。
現在初心者ですが頑張ってます。
「お、神崎ー。お前相変わらず川崎と比べたら可愛くないなー(笑)」
「はっ!?」
「その反応とか可愛げねぇー」
「だ・ま・れ」
「ま、せいぜい頑張れよ!初心者♪」
むかつくなぁー。あたしをかわかう男、男子バスケ部2年の杉本渚。
由衣もあたしもあの人を先輩と思ったことがなく、だから馴れ馴れしく敬語を使わない。本人もそれでいい、って言ったからタメ。
でも、あの人は実はあたしの好きな人。
「お前ドリブルもまともに出来ねーのかよ」
「……」
「持っちゃダメだけど持つようにボールつけばいいんだよ」
「……こう?」
「そうそう。そうやって練習すれば少しはマシだろ」
「へぇ~。ありがとう」
「どういたしましてー」
いつもからかってくるくせにたまに優しくしてくれる。
渚のさりげない優しさに惹かれた。
とっても些細な事だけど、あたしにはとても嬉しく感じた。
―――これがあたしの、中学校生活最初の恋。―――