太陽にてらされて
そう言って声を震わせるヤツ。
「知らないわよ。奈那がその番号引くからでしょ。」
そう言って、大翔の隣に座る加西。
「そ、そうだけどさ、でもさ、腐れ縁にも程があるよ!!なんで、なんで私が駿の横なの!?」
そう一気に早口でしゃべりながらソイツは、加西の席へ早歩きで近寄って行った。
そして、また続けた。
「もー!!また、ちょっかい出されるじゃん。またクラスで目立っちゃうじゃん。せっかくいい席でさ、玲香とも離れなくてすんだし、最高の席とか思ってたのにさ!!」