太陽にてらされて






そして、2人で山道を戻った。





なぜか、さっきまでの恐怖感はなくて、駿が隣にいる嬉しさや楽しさでいっぱいだった。







そして、校章交換も終わって自由時間になっているみんなのところへ戻る前に駿が私を呼び止めた。





「奈那。」




「なに?」




そう言って、横を見た私に駿は校章を差し出した。







「どうせ、誰とも交換してないんだろ?ほら、俺のだから。」






そう言って、駿はもう一度クイっと私へ校章を突き出して来た。





「え...?」


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