ホシオト―HoShiOTo
次の日…
先に目を覚ましたのは私だった
ちゃんとベッドで寝ていた私に
床に座って毛布をかけて
寝ている愛しい人…
昨日の告白が嘘のようだけど
今すごく近くに居る瑛二が
昨日のことは本当だと
確信を持たせてくれる
私が幸せに浸っていると
《ジリリリリッ!!》
現実に引き戻す目覚まし時計の音…

「瑛二…起きて~」

「んー…おはよ…」



にこッと笑ってみせる瑛二に
私はまたドキっとした

「おはよ…学校行くしたくしよ?」

「うん…」



まだ寝ぼけたままの瑛二が
ゆっくりと立ち上がって
用意を始めた
私も用意をした。
2人でご飯を食べて学校に行った。
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