Colorful Diaryー詩ー
詩 Hand Up
この世に生まれて

もう何年

数も数えられぬまま

流れた月日は

当たり前に過ぎて行く

青空ってなんだろう

ただ空が青いだけなら

何度か見たが

異国の人は

ここに青空は

ないという

もう何年も続く

戦争の中で

僕は一人隠れて

生きている

銃声が止まないことが

普通で

友達は気がつけば

いなくなって

いる事すら

当然で…

だけど悲しくなんか

ないんだ

悲しみなんて感情は

とうの昔に

忘れたんだ

“Hand Up”

1番初めに

覚えた言葉

…1番初めに

忘れたい言葉

そしていつか

いつか…

青空を

みたいと願い

今日も銃声の中で

生きている

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