これが、最初の手紙です。
そして、ゆっくりと晶に近寄り、優しく抱きしめると、晶も包み込むように早恵を抱きしめる。
「あー、早恵の匂いだー。」
「きも、変態。」
「ひどいなー。」
「うっさい。許さないから。」
「許してよ。」
体を離すと早恵は持っていた鞄から封筒を取り出し、紙をだす。
「一生許さないから覚悟してよ。
あんたは、私に迷惑を掛けて生きて、感謝をして死ぬの。」
開かれた紙は、ドラマでよくみる緑色の文字の紙だった。
「男前だなー。」
はは、と笑うと「どっかのヘタレとは違うので。」と早恵も、笑い返す。
そして、思い出したように鞄の中から手紙を取り出す。
「あんたは、いちいち言葉が消極的なのよ!!」
「ちょっ…恥ずかしいじゃん!出さないでよ!!」
「ここ消しなさいよ。」
『これが最初で最後の手紙です』
彼は、「わかった、わかった。」と手紙を受け取ってから、おもむろに机の上にあるペンを持ちそして、そのまま書きかえる。
『これが最初の手紙です。』
end.
「あー、早恵の匂いだー。」
「きも、変態。」
「ひどいなー。」
「うっさい。許さないから。」
「許してよ。」
体を離すと早恵は持っていた鞄から封筒を取り出し、紙をだす。
「一生許さないから覚悟してよ。
あんたは、私に迷惑を掛けて生きて、感謝をして死ぬの。」
開かれた紙は、ドラマでよくみる緑色の文字の紙だった。
「男前だなー。」
はは、と笑うと「どっかのヘタレとは違うので。」と早恵も、笑い返す。
そして、思い出したように鞄の中から手紙を取り出す。
「あんたは、いちいち言葉が消極的なのよ!!」
「ちょっ…恥ずかしいじゃん!出さないでよ!!」
「ここ消しなさいよ。」
『これが最初で最後の手紙です』
彼は、「わかった、わかった。」と手紙を受け取ってから、おもむろに机の上にあるペンを持ちそして、そのまま書きかえる。
『これが最初の手紙です。』
end.