幼なじみは狼クン!?~ドタバタ☆学園地獄~



同じマンションから出てきた2人の男の人たち。


男の人といっても、1人は大人っぽくて見るからに社会人って感じだけど、もう1人は背丈も私と同じくらいか、少し高いかぐらいで、まだ眠たそうに目をこすってる。



スーツのお兄さんはおいといて、その子は制服を着ているから、高校生っぽいんだけど。


って、もしかしてあの制服…!!



私は開いたままのパンフレットのページをめくり、“制服紹介”を探した。




「やっぱり!」


そこに載っていた男子制服の欄には、その男の子が着ているものと同じ制服を着たモデルの青年がうつっている。



あの人たち、きっと今から成華第二に行くんだ!そうに違いない!!


自家用車なら電車よりも近道できるルートがきっとあるんだ。だから15分前でも間に合うのかもしれない。




これは……、行くしかない!



私は2人の歩いて行く背中を急いで追いかけた。




「あの!すみませんっ!!」



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