幼なじみは狼クン!?~ドタバタ☆学園地獄~



「………チハル」



かすかに彼の名前を呼ぶと、『ん?』まん丸い目を見開いて、すぐに声が返って来た。


なぁに?どうしたのって。

くりくりと瞳を揺れ動かして、私をじっと見つめるんだ。





そう。あの頃はまだ、こんなにも純粋で、優しくて、あたたかくて、こどものような目をして、私を見ていた。


あの頃は。


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