金色・銀色王子さま
カイトは莉奈さんを家族と呼んだ。
それが本心かは分からないけど躊躇いがちに言った声は、どんな形であれ一人の人と向き合う覚悟は出来てるようだった。
『お土産買ってきてね!551の肉まんとか!』
『それ、りゅうちゃんにも頼まれたんだけど!ははっ、やっぱ二人気が合うなぁ!じゃあ買って帰るから、りゅうちゃんと3人で食べようぜっ』
カイトはそう笑っていた。
迷惑かけた二人の言うことは聞かなきゃ~なんて。
片桐も同じこと言ってたとか…
「ねぇ、麻衣ちゃん。最近、香織ちゃんとあってる?ネイルご無沙汰みたいだけど?」
「あー最近、忙しいみたいで珍しく予定入れられないみたいで。いつも忙しくてもネイルは替えてたんですけどね」
「あらそう~。もううちの予約空きがわずかだから、香織ちゃんに一応声掛けといたら?」
「そうですね、連絡してみます」
何度か香織にご飯を誘ったりしたけど中々予定が合わなかった。また誘ってみよう。
なんだかんだ、考えることがいっぱい。
気にするな、3日連絡ないだけで…
麻衣は閉店後、サロンに籠もってデザインをおこしてはネイルチップにうつしていた。
外を見ると深々と冷え切っているであろう、夜空が広がる。
「やばい!0時!終電!」
夢中になるとすぐにこう。
さっさと片づけると駆け足で駅に向かった。
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それが本心かは分からないけど躊躇いがちに言った声は、どんな形であれ一人の人と向き合う覚悟は出来てるようだった。
『お土産買ってきてね!551の肉まんとか!』
『それ、りゅうちゃんにも頼まれたんだけど!ははっ、やっぱ二人気が合うなぁ!じゃあ買って帰るから、りゅうちゃんと3人で食べようぜっ』
カイトはそう笑っていた。
迷惑かけた二人の言うことは聞かなきゃ~なんて。
片桐も同じこと言ってたとか…
「ねぇ、麻衣ちゃん。最近、香織ちゃんとあってる?ネイルご無沙汰みたいだけど?」
「あー最近、忙しいみたいで珍しく予定入れられないみたいで。いつも忙しくてもネイルは替えてたんですけどね」
「あらそう~。もううちの予約空きがわずかだから、香織ちゃんに一応声掛けといたら?」
「そうですね、連絡してみます」
何度か香織にご飯を誘ったりしたけど中々予定が合わなかった。また誘ってみよう。
なんだかんだ、考えることがいっぱい。
気にするな、3日連絡ないだけで…
麻衣は閉店後、サロンに籠もってデザインをおこしてはネイルチップにうつしていた。
外を見ると深々と冷え切っているであろう、夜空が広がる。
「やばい!0時!終電!」
夢中になるとすぐにこう。
さっさと片づけると駆け足で駅に向かった。
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