金色・銀色王子さま
サイクリングかぁ…。
太陽の光をいっぱい吸い込んだ布団はぽかぽか温かくて部屋にこんで思いっきりダイブ。
視界に入った紙袋から覗く、一枚花びらが散ったチューリップのライト。
そのまま意識が遠退いてゆっくり瞼が閉じてった……
無数の花びらが舞い散る中にいて、一生懸命探してるのにあのチューリップライトに合う花びらが見つからない。
"どこにいったんだろう…?"
ライト片手に探し回っていると、視界に入り込んできた大きな手。
その手が握りしめた拳をそっと開いて私に見せたのは、探していた花びら。
顔ははっきり分からない。
顔だけ靄がかかってるみたいで…。
でもこの感覚、すごく懐かしい。
憧れだった王子様に会えた小さな女の子みたいな。
「……ん…あ、あれ…?」
いつの間にか閉じた瞼を開くとそこは布団の上で、時計は最後に見たときから1時間経っていた。
無数の花びらも王子様もいない。
夢を見てたんだ。
起き上がって目を擦って見回した。
「………え……?」
.
太陽の光をいっぱい吸い込んだ布団はぽかぽか温かくて部屋にこんで思いっきりダイブ。
視界に入った紙袋から覗く、一枚花びらが散ったチューリップのライト。
そのまま意識が遠退いてゆっくり瞼が閉じてった……
無数の花びらが舞い散る中にいて、一生懸命探してるのにあのチューリップライトに合う花びらが見つからない。
"どこにいったんだろう…?"
ライト片手に探し回っていると、視界に入り込んできた大きな手。
その手が握りしめた拳をそっと開いて私に見せたのは、探していた花びら。
顔ははっきり分からない。
顔だけ靄がかかってるみたいで…。
でもこの感覚、すごく懐かしい。
憧れだった王子様に会えた小さな女の子みたいな。
「……ん…あ、あれ…?」
いつの間にか閉じた瞼を開くとそこは布団の上で、時計は最後に見たときから1時間経っていた。
無数の花びらも王子様もいない。
夢を見てたんだ。
起き上がって目を擦って見回した。
「………え……?」
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