金色・銀色王子さま
「好きかどうか、付き合うときに分かってたんじゃないの?」
「分かってたよ?分かってた…つもりだったのかも。すごく優しいのよ。優しくて…でも、それだけだった。一緒だったの、他の子にも同じようにしてた」
「どうゆうこと?」
「私が彼女だから、じゃなかったの。彼には当たり前の優しさで、私のこと好きだったからじゃなかったの。それ分かっちゃったらさ…冷めちゃったんだよね」
強気の裏に隠された心情が、しっかり表情に出ていて少し意外だった。
こんなときにこんなことを思うのは不謹慎だけど、香織がとても可愛く見えた。
「つぎつぎー!香織ならすぐにいい人見つかるって!」
「言われなくても見つけるわよ~!それより私はあんたの方が心配!どうなの?合コン行って」
………そこからか、話してないの。
あんまり振り返りたくないエピソードをちょこちょこかいつまんで話した。
「へぇー!なかなか独り暮らしをエンジョイしてんじゃん♪」
「してないよ~…クタクタ。あ、でも…」
こないだのサイクリングは、すごく楽しかったかな?…
「おやおや?麻衣さん、なんかいいこと思い出した??」
.
「分かってたよ?分かってた…つもりだったのかも。すごく優しいのよ。優しくて…でも、それだけだった。一緒だったの、他の子にも同じようにしてた」
「どうゆうこと?」
「私が彼女だから、じゃなかったの。彼には当たり前の優しさで、私のこと好きだったからじゃなかったの。それ分かっちゃったらさ…冷めちゃったんだよね」
強気の裏に隠された心情が、しっかり表情に出ていて少し意外だった。
こんなときにこんなことを思うのは不謹慎だけど、香織がとても可愛く見えた。
「つぎつぎー!香織ならすぐにいい人見つかるって!」
「言われなくても見つけるわよ~!それより私はあんたの方が心配!どうなの?合コン行って」
………そこからか、話してないの。
あんまり振り返りたくないエピソードをちょこちょこかいつまんで話した。
「へぇー!なかなか独り暮らしをエンジョイしてんじゃん♪」
「してないよ~…クタクタ。あ、でも…」
こないだのサイクリングは、すごく楽しかったかな?…
「おやおや?麻衣さん、なんかいいこと思い出した??」
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