好きなんて、言えるかよ。


え……、

まさかの言葉が返ってきた。


私に荷物を持たせるために、一緒にしたんじゃないの?


高村は野菜の入った袋を私から取り上げて

軽い方の袋を渡す。


なんか、高村じゃないみたい。


ビックリして見つめていると


「見てんじゃねぇよ、

早くしろ」


口調は普段と変わらず、歩き出す高村。


変なの……


まぁ、良かった。

私も高村の隣に並んで歩いた。





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