好きなんて、言えるかよ。
「だってよ〜コイツ目笑ってないもん
絶対裏あるだろって思って
面白いから同じ班になったわけ」
なんて腹黒いんだ、井上くん。
「つーわけだから。
お前らの前では素で話すわ
隠すのも色々めんどくせぇし」
ほーう。
なんだか一件落着?した私達はお互い素で話しながら
上へのぼった。
なんかやっぱりこっちで話してる方が落ち着く。
高村は何でみんなの前ではあんな話方なんだろう……。
そう考えながら、もうすぐ頂上という所まさしかかった時、
びゅっと、強い風がふいた。