好きなんて、言えるかよ。
……っ!!
色気を含んだ声で言ってきた。
かあっと顔が赤くなる。
高村に顔を赤くするのが嫌で、必死に顔を背けると
「ふっ、お前顔赤っけ。」
「うるさいっ……!」
私は、パクパクと自分のお弁当を食べることに集中した。
玉子焼きはいつも作っているからか。
自分でも美味しく感じる。
うん、よし。なんて頷きながら食べていると、
高村は言った。
「今日の放課後、寄りたい所からからお前も来い
荷物持ちな」
人の予定も聞かないで決め付けて
ホント、暇じゃなかったらどうすんのよ!