好きなんて、言えるかよ。
放課後になることを恐れながらも
授業を受けていると、
午後のちょうど暖かくなる時間で
うとうとしてきた。
ノートを取らなくちゃと思いつつ
もう、いいや寝ちゃおう……
誘惑に負けると高村の分のノートを取るのをやめ
私は眠りについた。
ーー
ーーー。
「仁菜〜!!もう放課後だよ〜!
いつまで寝てるつもり!」
「ん〜……」
そして、目が覚めると
もう教室にはほとんど人が残っていなかった。