好きなんて、言えるかよ。
この教材って……
明らか女子に持たせる量じゃないでしょ!!
しぶしぶ重たい教材を持ち上げると、少し体がよろける。
「おっと、大丈夫?」
それを優しく後ろから優しく支えてくれたのは
た、高村っ!!!?
まさかの彼かだった。
どうしよう……。
心臓がバクバク鳴る。
気付かれてるかもしれない。
ドキドキしながらもうつむいて
「大丈夫っ……!」
と答えると、
「女の子にこんなの持たせられないよ」
彼はそう言って半分より多く私から教材を持っていった。