好きなんて、言えるかよ。
そして、後に続いて足音が聞こえ、ガチャっと音がした時
私はやっと高村から解放された。
教卓から出て、高村を睨みつける。
「何で、あんな事するの!?」
強い口調で怒鳴ると、彼は言った。
「お前が気にしてるからだろ?
アイツが入ってきたからって、動作止めやがって……」
「別にいいでしょ!
そういう理由であんな事してくるなんて
私の事、からかいすぎだよ!!」
今回のはヒドイ。
完全に度を超えている。
高村の事を睨みつけると
「ただ、からかうだけで
そう言うことしてるって
本当に思ってんの?」