好きなんて、言えるかよ。



気付かれて、ないみたい。


そうだよね!3年も前の話だもん!
覚えてるわけないって!

ホッとした私は彼と一緒に職員室に向かいながら話していると


「高村くん、だよね?これからよろしくね」


「うん、よろしくね沢村さん」


私も知らないふりをして話した。


私の事を沢村さんと呼ぶ彼は、完全に気付いてない。


良かった……。

でも3年もたって、だいぶ印象変わるもんだなあ


前までは超俺様口調だったのに。


そして、少し話をしていると職員室に着いて

私たちは先生の机にドサリと教材をおいた。


「ありがとう!助かったよ」



< 17 / 327 >

この作品をシェア

pagetop