好きなんて、言えるかよ。
昼休みは何もしなくっていいって事か……。
そう。
良かった、なんて思っているのに
「仁菜どうしたの?
顔泣きそうだけど」
咲に言われて、自分の感情に気付いた。
私、落ち込んでるんだ……。
今日の昼は色々な事を考えてしまって
ご飯を食べることが出来なかった。
そんな調子で午後の授業を受けると
私は少し体調が悪くなった。
「仁菜、本当に平気?
顔色少し悪いよ」
「うん、大丈夫
今から行かなきゃだから」