好きなんて、言えるかよ。
ドキっとしたり、
考えてこんじゃったりもするけれど
それは好きのドキドキじゃないって思ってる。
そこまでが、今の段階でハッキリしてる私の気持ち。
「そっか……、色々変な事してごめん
仁菜の気持ち、ハッキリ聞けて良かったよ」
私の言葉に誠くんはもう1度
優しく笑った。
それから、私は先に保健室を出て
教室に戻ることにした。
話していて、すっかり遅くなっちゃった……
でもハッキリ言えて良かったと思ってる。