好きなんて、言えるかよ。


そして、昼休み。


私は高村のことを待っていた。


本当に来てくれるかと

ドキドキしながら待っていると


ガチャー

昼休みが始まって15分くらいたった所で彼はやってきた。


ドキ、ドキ、ドキー


何かを言おうとして、呼び出すのは

緊張する。


「あの、……さ」

彼の方を見て声をかけると、高村は私の前までやってきて言った。


「何?」

その表情は冷たく、淡々としていて


「えっと……っ。」


戸惑ってしまう。

私は伝えたいことが整理出来ないでいると




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