好きなんて、言えるかよ。
そこには、
今までとほとんど変わらない高村がいた。
えっーと、
確かに私たちは昨日付き合うことになったんですよね?
昨日あれは私の夢だったなんて事はないと思うんだけど……
「もたもたしてんじゃねぇよ
だからお前は使えねぇんだよ」
付き合う前より
ヒドくなってない……!!?
本当に私、彼女になったんだよね!?
不安に思いながらも見ていると
「何、突っ立ってるんだよ
早く隣座れよ」
と目配せしてくるから、私はしぶしぶそこに座った。