好きなんて、言えるかよ。
リリリリリリー
目覚ましの音とともに
バサッと起きてため息をつく。
高村が家に来て2週間。
これ以上ない幸せな日が続いていたのに
「はぁ……」
今日はすごい怖い夢だったなぁ……。
私はベットから起き上がって、朝ごはんを食べ
学校に行く準備をしてから家を出た。
朝はいつも高村と駅で待ち合わせをしてる。
電車に揺られ、学校の最寄り駅に着くと
高村はもうすでに来ていた。
「おはよう!」
「ああ……」
夢のことがあったから
彼に会うまでちょっと不安だったけど安心した。