好きなんて、言えるかよ。


本当にシンプルだなぁ……


ベットに机。

その机には教科書とノートが閉まってある。

あれ、ていうか……これ

私のノートじゃ……」


そう思って手を伸ばすと、横からするりと白い紙が落ちてきた。


ん?何これ?手紙?

それを眺めていると、

高村は戻ってきて、


「あ、バカ!

それ見んな……!」


慌ててお茶を置いて、その手紙を取ろうとするから

私はそれを後に回した。


「何それ、そんなに焦っちゃってさ

女の子からのラブレター?」


疑いの目を向けると


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