好きなんて、言えるかよ。


っていうかそれでよくないっ!!

それじゃあ、私と高村が一緒にやることになっちゃうじゃん!


抗議しようとしたら


「いいよね?」


と怖ーい笑顔で、あえなく終了。


私は高村と野菜を取りに行く羽目になってしまった。


はぁ……。

深いため息をついて高村についていく私。

人があんまりいない所に着くとさっそくいつもの口調で言われた。


「遅せぇんだよ、早くしろ」

「分かってるよ」


本当、この男は女の子を気遣うって事を知らないのか!

私達は調理場から離れた所の食材室に向かった。








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