MONOTONE
柳は息巻いて言う。
父は困ったように笑っている。

「全くどぅしたら優しい母親になってくれるのか」
やれやれ。
散々母の愚痴をはき、柳はため息をつき、後ろを振り向く。

が、直後柳は硬直する。

「やーなーぎー」
そこには満面の笑みで拳をつくる母がいた。
「かっ母さん!?きっきっ聞こえちゃった?」
「バッチリね☆」

その後、柳がこってり絞られたのは言うまでもない。
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