愛ウタ
俺はあたりを見渡した。
いない...
『オイ!!優羽、その子がいなくなったぞ!!』
『何だって!?
何で早く言わなかった!?
捜さないとヤバいかもな...』
パニクった俺の耳には今優羽の言った言葉が聞こえなかった。
『お前はまぁチャンに女子便捜してって頼め!!』
俺は言いながら走りだした。
理科室.....
家庭科室.....
金工室......
自転車置き場.....
運動場......
いない.....何処にも..いない。
居ないかもしれないけど行く価値はあるだろう。
俺は急いでそこに向かった。
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