愛ウタ
呆れた顔で先生は
『お前...今日何の日だと思ってんだ?
早く行きなさい』って言った。
さりげに名簿にチェックをしていたけど
そんなの気にならなかった。
久しぶりに来た学校は少しホコリ臭かった。
俺はセットした髪をイジりながら
階段を昇る。
ガラガラ....
教室には新しいクラスメートが遅れてきた俺に視線を向ける。
よく見た顔の二人が俺に叫ぶ。
『よぉ!!久しぶりッ♪
相変わらず登場かっけぇなぁ〜(笑)』
いやいや...
遅刻してきただけだし(笑)
『オィ!何遅刻してんだよぉ〜!
俺さきに来て名簿に
お前の名前入ってて一人でテンション上がって喜んでたのによぉ〜(笑』
サミシかったんだぞぉ〜って抱きついてきた。
男が。
ゲイとかぢゃなくて冗談でだけど(笑
抱きついてきたやつに言った。
『この場にお前の
愛しのまぁ〜チャンが居たら
ヤキモチ焼いちゃうなぁ〜きっと★』
『あ!!そぉだった!
まぁちゃんッ!安心しろぉーッ!
俺はゲイぢゃねぇぞぉ〜ッ♪』
何て叫びながらまぁちゃんのもとに走ってった。
俺の親友、黒木 優羽
『恥知らずな幸せもんだな。アイツは』
何て半分呆れ顔で半分笑顔で言いながら俺に同意を求めてくる
もう一人の親友、矢田 一護
『だなぁ....』って
目だけ一護に向けて返事をした。
自分の席を捜すのに名簿を見に行くのがメンドくて
とりあえず、一護の席にスクバを置かせてもらい
誰も座っていなかった近くの席の椅子に無断で座る。
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