愛ウタ

バンド







放課後、





教室に高良が来た。



『よぉ!!』



『何だよ』



『テンション低ッ!!お前らしくないなぁ..』



『そうか?んで何しにきた?』


『うわッひでッ!
お前が歌詞書いたから見てくれって頼んだんだろが!』






『そうだったなぁ..ホレッ!!』





俺はノートを高良に渡した。





高良はノートを開き、歌詞を見つめる。







『今までで一番いいんぢゃね?俺けっこーコレ...好きだ!!』





『そおか?テレるし★』




俺は前髪を触る。







『この端っこにあんのはお前が書いたやつぢゃねぇよなぁ?』



『おー。なんか書いてあった。』





『へぇ〜...』


言葉だけ聞いていれば何ともなかったヶど

高良の口元が上がっていた。





俺は気づかないフリをした。
なんとなく、聞くのが嫌だったから。






『じゃあ、帰「あのさ!!文化祭でバンドやらね?!」







突然思い出したかのように叫んだからびっくりした。



文化祭でバンドか...
いいな..!!






目を丸くして突っ立ってたら高良が慌てて言った。





『あ!!ごめんッ!なんか言ってたよな?』




『別にいいよ。

文化祭でバンド..面白そうだな!

俺で良かったらやらせていただきますわ』


俺は満面の笑みで言った。




『まぢか!!!よっしゃぁー!
じゃあメンバー集めんとな!』



ガッツポーズをしながら言う。



相当嬉しいんだな、俺も嬉しいけど!





それから優羽とまぁチャンと一護も呼んで

5人で帰った。







.
< 31 / 37 >

この作品をシェア

pagetop