浮気男よ、散れ

図書室に着いた私たちは、カウンターに座って決められた作業をする。






本の返却手続と本の整理。


ボロボロな本の補修と新しい本の発注準備。








「でな～美奈穂が可愛くってさ～～！今度デート行くんだけど、美奈穂ってどういうところ好きかな～～？

ってお前より彼氏の俺のが知ってるか！！」





あ～～～。




リア充自爆しろ！





こいつが一緒の当番になってから、

聞く話は全部姉との惚気話。




誰が身内とのラブ話を聞いて喜ぶか！





「あーー、大輝潰れないかな…」



ぼけーっとそんな事を言えば…







「馬鹿言うな！馬鹿七穂！そんな事してみろ！










お前の姉が大泣きするじゃねーか！！」