浮気男よ、散れ





「ねえ、三神君…あれ本当なの?」




「気に入らなかったところがあるなら直すから…」







そんな事を口ぐちにいう女子。










え?なにあれ?




隣では…おい、肩が小刻みに揺れているぞ!真知恵!


あれだ、真知恵は葬式で皆が泣いている中で突然笑い出すタイプだ!


「おい馬。葬式にそんなタイプの人居ないからね~」


声に出ていたらしい。緩やかに笑顔で希美が言うけど…


『おい馬』ッテイッタヨネ。コノコ……










「ちっ、ウザい。





もう寄って来るな。余計な女なんてもういらないんだよ」












イライラしたように、自分へ伸ばされた手を弾く三神君。



拒絶された女子たちは手を引っ込めて縮こまった。






 


 
< 47 / 64 >

この作品をシェア

pagetop