浮気男よ、散れ
一応背中から離れたは良いものの、腕を掴んで離さない三神君。
その顔は………
「ぷっ!情けない顔」
しょんぼりしてて情けない顔。
まるでさっきの女子みたいだ。
その顔を私がさせたかと思うと凄く笑える。
――悪くない――
「三神君。私三神君を1年見てた。気になるから目で追ってた。
私はまだ三神君の外見しか分かってない…いや外見のカッコ良さと人気は十分見て分かったけどね。
だから、『三神君が私を好き』って想う心を見せて」
パッと目を開く三神君。
その瞳には私が映っていた。