不器用男子の、恋。
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付き合い始めてから、今日で2週間。
今日は朝からどんより曇り空で気分が上がらなかったけど、待ち合わせ場所に俺より先に来ていた七星の笑顔を見たら全部吹っ飛んだ。
ヤベ……俺、七星いないと生活できねぇかも。
完全に虜だし……もう、ぜってぇ離れらんねぇ。
日に日に、前の日以上に七星のことをどんどん好きになっていく。
「雨降りそうだね。家まで降られないといいね?」
学校から四角公園までの帰り道、にこっと笑いかけてきた七星は半端なくかわいくて、にやけそうになる。
それを必死に抑えるように、俺は視線をずらす。
何だよ、この殺人的なかわいさ!
七星は俺を殺す気かよ!?
……超手繋ぎてぇ!
俺が七星の手を取ろうとした瞬間だった。