不思議少女とS男子
その日の放課後、わたしはいつものように野々と一緒に帰っていた。
「静、勉強会楽しみだね♪」
「うん! まさか燐くんの家に行けるなんて思ってなかったよ」
「そうだね。私も連の家に行けるとは思わなかったし」
「野々が連くんに話しかけたからだね! っていうか今日連くんに教えてもらってたところ、本当はわかってたでしょ~!!」
「あ、バレた??」
野々はちょっと照れくさそうな顔をしている
「だって、授業のときつまらなそうな顔してたじゃん」
「うん、つまらなかった。簡単だったもん」
「嫌味!? ムカつく~~」
その日は、野々と笑いながら帰った。
__そして、日曜日がやってきた。