不思議少女とS男子



野々がにこにこしながら話しかけてくる。



「ダ、ダーリンじゃないもん!!」



「 “愛しの” は否定しないんだ~」



さらににやにやしている。



「それより、野々の好きな人も……」



「燐、連、おはよ~」



野々はわたしの言葉をスルーして、クラスの男子にあいさつしている。




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