ヒーローの缶詰
「なんじゃ、こりゃ。」

日曜日の朝、俺はスーパーヒーロータイムに浸っていた。


「あら、悠二が起きてるなんて気持ち悪い!」

朝から、せかせかと動きまわる母ちゃん。

しかしまた、ひどい言い様だ。

確かに大学生になってから、日曜の午前中に目が覚めるなんて、久しくなかったわけだけど、

"気持ち悪い"とまで言われる筋合いはない。



「あんた何みてるの!?あ、言っとくけどあんたの朝ごはん無いからね!!」


"起きるなんて思わないから、もぉー"と、

母ちゃんは、俺に質問したんじゃなかったのか?

答え聞けよ、おい。


「仮面○イダーなんて見て、何事よ。」


結局、答え自分で突き止めたよ、この人。






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