願恋叶
4ヶ月****
「柚、おはよー!」
「あ、おはよー!」
朝練が終わりクラスメイトが続々と集まってくる。
「まさか、あの千鶴(チヅル)がつきあうなんてね!」
何人かの女子がそんな話をしながら教室に入ってきた。
私もそういう話は好きだから
すぐにそこのグループに合流。
「なになに!千鶴と誰がつきあってんの!?」
聞く前から少しは予想していた。
でも、違うって言い聞かせて
真実を確かめるために聞いた。
「たむちんだよ!」
私の恋が儚く散った瞬間だった。