願恋叶
『無理してない?
辛いなら聞くから…。』
『無理なんかしてないよ!大丈夫!
なーんかもう自分の気持ちもわかんなかったし!』
ここで色々辛いことをいうような人じゃないって
分かってるけど、
どうしても空元気にみえてこっちが辛い。
たむちんはほんとに千鶴のことが好きだった。
そんなのずっとLINEをしてた私がよく知ってる。
それなのに別れて大丈夫なはずがない。
あんなに好きだったんだから…。
『ならいいんだけど…。
無理だけはしないでね?』
『だーいじょうぶだって!』
たむちんのことどうにかしてあげたいのに
どうしようもできなかった。
自分の無力さを感じた日だった。