私の家のお隣さん。
したんだけど…。
「いやー本当にありがとう!あなたのおかげね!!」
わたしはなぜか隣の部屋の中で紅茶をすすっていた。
どうやらあの封筒はなにか大切なものだったらしく、そのお礼、だとかなんとかでニコニコと目の前で笑っている女の人に連れ込まれてしまったのだ。
しかも、男の人は中身を確認するやいなや出かけて行っちゃったし…。
突然起きた予想外の事態に頭が追いつかない。
「あの、なんだったんですか?その…封筒って…」
「ああこれね、うーん…言っていいのかしら…」
「あ、秘密のことだったら言わなくていいです。わたしは部外者ですし」
そう言うと、女の人はクスリとわらって続けた。