私の家のお隣さん。
ちょ、ちょっと待ってこの、目の前にいる人が…さっきの、モサメガネ??確かに背の高さとかにてるけど…
「ナニ」
顔をじっと見てると、ジロリと目を向けられた。
「いや、なんでもありません!」
短く発せられた声は確かにさっき聞いたもので。
「見惚れないでくれる?」
「みみみみとれてなんかいません!」
「噛んでるし」
でも、そう言って軽く笑うその顔はさっきのボサメガネとはまるで違って、ふわふわの髪に、切れ長の目、それに色っぽい唇…そう、まさに…
「……イケメンさん…」
だった。