愛に溺れ、濡れた心
再会
それから数日後ーーーーー
ついに確信を得るときが来た。
母に話があると言われ、すぐに逃げ出したい気持ちになったが、そうはいかなそうだ。
「話って何……お母さん。」
「単刀直入に聞くわ。莉紗、あなた……涼とどういう関係なの?」
母は神妙な面持ちで続けた。
「兄妹以上の関係を持っているんじゃないでしょうね?」
「…………」
沈黙のほんの数秒が、とても長く感じる。
「莉紗、どうなの?答えなさい!」
『違う』と、ただ一言そう言えばいいだけなのに、口から出た言葉は違っていた。
「お兄ちゃんと仲良くして何が悪いの?」
そう言い残すと、逃げるように家を出た。
「待ちなさい莉紗!そんなことは認めないわよ!!」
母の声に振り返ることもなくーーーーー
ついに確信を得るときが来た。
母に話があると言われ、すぐに逃げ出したい気持ちになったが、そうはいかなそうだ。
「話って何……お母さん。」
「単刀直入に聞くわ。莉紗、あなた……涼とどういう関係なの?」
母は神妙な面持ちで続けた。
「兄妹以上の関係を持っているんじゃないでしょうね?」
「…………」
沈黙のほんの数秒が、とても長く感じる。
「莉紗、どうなの?答えなさい!」
『違う』と、ただ一言そう言えばいいだけなのに、口から出た言葉は違っていた。
「お兄ちゃんと仲良くして何が悪いの?」
そう言い残すと、逃げるように家を出た。
「待ちなさい莉紗!そんなことは認めないわよ!!」
母の声に振り返ることもなくーーーーー